最近、歯科技工関係の情報誌を読んでいて凄く興味深い内容の文献を発見しました

歯科技工士の仕事とは？といったような内容なのですが、「『自分がどう考え、どう行動し、どう解決するか？』というプロセスを楽しむ」という言葉に「あ～確かにそうだなぁ～」と凄く心を打たれました

難しいかもしれませんが例えば図工で自由に絵を描くとき、鉛筆1本で終わるのか、色鉛筆で描くのか、絵の具等使用するのか、また鉛筆で描くのであればHB一本で描くのか、様々な濃さの鉛筆を使うのか、考えるとキリがありません

これは仕事にも通じるものがあると思います、目の前に入れ歯を作るための模型があり、それを数ある技工物として終わらせてしまうのか、1度しか出会いの無い患者様の入れ歯をより快適に使用してもらえるためにどういった工夫をすれば良いのかといったような考え方もできると思います、物は考えようというやつですね



その文献にも書いてあったのですが、「楽しい仕事に就きさえすれば、仕事が楽しくなる」訳ではありません、また楽な仕事が楽しい仕事になる訳でもありません

私もこの年齢にしてようやく分かり始めてきたのですが、楽しい仕事とは辛さの中に面白さを見出す事だと思います

私も実際暇なときよりも、せわしく忙しく色々考えている時のほうが楽しく面白いです



歯科衛生士の仕事も、歯科技工士の仕事も、ちゃんとした資格のある特別な仕事です

皆が出来ない仕事を頑張ってみませんか

夏に体験入学もあるので、学生の皆さん是非ぜひ参加してください

参考文献：歯科技工2012 Vol.40 no.7　「若手歯科技工士に送る日常臨床ヒント集」より

歯科技工士科専任教員　さわお