今日は入れ歯のピンク色のプラスチック部分をどうやって作るのか紹介したいと思います。
あのプラスチック部分は‘レジン’と言い、もともとは、粉と液体です。
その粉と液体を混ぜ合わせると、化学反応し、固まり、プラスチックのようになります。
固まってしまう前に〈餅〉のようにもちもちした状態になった時を見計らって、蠟があった部分に詰め、圧をかけるのですが、かなり手早くしなければならなく、すぐに固まっていまいます(汗)
圧も適正にしっかりかけなければ気泡だらけの入れ歯になってしまいます(泣)
歯科医院でテックと呼ばれる、歯を削ったりした時に被せたりするのも、色は白ですが、同じレジンです。
ただ大きく違う点が、入れ歯用は加熱しなければならないのです。それも方法によっては100℃でです。
そのためなのか、入れ歯の製作をよく「義歯をたく」といいます。
義歯を鍋で炊いてる時なんて、はたからみれば本当に料理中のようです。《'з'》/
歯科技工士科専任教員 こう

