今回、やっと入れ歯を納品できる直前の回になりました!
前回ロウをプラスチックに変えるところまで進み、それを炊くまででした。
炊いて熱ーくなった入れ歯はすぐに石膏の中からとりだすと、変形してしまう為、時間をおいて熱を冷まします。
この時間があるため、入れ歯をつくる歯科技工所では冷ます時間も考えて技工作業を進めて行きます。
冷めた入れ歯は金属の枠を外し、鉗子などで入れ歯の周りの石膏を取り除いて行きます。この時、鉗子で割る方向を考えて作業を進めないと、入れ歯を割ってしまうこともあります〈'ё'〉
力もいるし慎重さもいるので結構大変です。
割り出しが終わると、〔研磨〕という磨く作業になります。
研磨する前の入れ歯は表面がザラザラして、汚れなどが付着しやすいため、ピカピカになるまで磨いて、完成になります。
1つの入れ歯を作るのも、こう書くと手間がかかっています。
患者さん1人ひとりの口の中は違っているので、その人にあった入れ歯を作るためにも、どの作業も必要なのですね。
歯科技工士科専任教員 こう


